新富町の座論梅は、川南町の天龍梅・宮崎市高岡町の月知梅とならんで、宮崎県内の三大名梅と呼ばれています。
竜が伏せて這うような枝ぶりから臥龍梅とも呼ばれているそうです。
そんな宮崎県内の梅の名所をご紹介したいと思います。

この記事の写真は、R7.2.24の写真です。今年は特に寒かったので例年より遅い開花となっています。
若干まだ咲く余地はありそうですがほぼ満開ではないかと思われます。
新富町のホームページの開花情報では、R7.2.25付で見頃を迎えていると紹介してあります。
土日の暖かさで散り始めてしまうかも!?
1 まずはドローン映像でお楽しみください!
2 アクセス・駐車場
宮崎市内から湯之宮座論梅までは、車で約45分かかります。
県内の東側の観光地を訪問する際は、松林内を花で彩られた阿波岐原パークウェイ(公園道路)を走るのが快適で好きです。(ちょっと遠回りになる場合もありますが信号が少ないです。)

国道10号線で新富町まで来てから西方面へ左折します。
県道44号線(宮崎高鍋線)で新田原基地前を経由しても、新富町温泉健康センター サン・ルピナス前を左折して県道309号線(川床日向新富停車場線)を走ってもどちらでも同じ位の時間で到着します。
駐車場には、車4〜5台駐車可能です。

3 このスポットの詳細情報
湯之宮座論梅は、新富町大字新富字湯之宮にある梅園です。
国指定天然記念物に指定され、宮崎の(新)巨樹百選に選定されています。


植樹範囲としては、そこまで広くはなくテニスコート2〜3面程度ではないかと思われます。




座論梅の正確な樹齢は定かではありませんが、佐土原藩5代藩主島津惟久(これひさ1676〜)が詠んだ歌があり、少なくとも江戸時代の早い時期には、今の梅園のような姿を楽しめたことがわかり、梅園としての歴史は300年以上と考えられます。
江戸時代後期には、現在の宮崎市高岡町の「月知梅」、鹿児島県薩摩川内市の「藤川天神梅」とあわせて、「三州(薩摩・大隈・日向)の三梅」と呼ばれ、梅の名所として知られていました。

座論梅という珍しい名前には、いくつか説があります。
・「ザロミ」という梅の種類からという説、
・江戸時代に佐土原藩と高鍋藩の藩境争いの協議の場として利用されたからという説、
・幹や枝が横に広がる様子が人々が語り合う様子に見えるから
など、定かではありません。





4 まとめ
宮崎県内の三大名梅や三州(南九州)の三梅と呼ばれ梅の名所となっています。
花は白の一重でやや小ぶりです。
竜が伏せて這うような枝ぶりから臥龍梅とも呼ばれ、樹齢も相当なものがあって中々風格で見応えがあります。
梅の花を見て、一足早く春を感じに来ませんか!?

この記事へのコメントはありません。